セラミドとは？

角質層の主成分

　セラミドについての質問がありましたので、今日はセラミドについてお話ししましょう。

要するに、セラミドは皮膚の角質層の主要な成分です。ただこれだけではわかりにくいので、少し詳しく説明します。まずは、皮膚の本来の役割について話すと、それによってセラミドの役割も理解できます。

皮膚とは、髪や爪を含めた付属器と共に、外界から身体を保護する役割を持っています。つまり、皮膚は私たちの「カニの甲羅」のようなものです。ただし、海のカニの甲羅とは違って硬くない部分で柔らかいという違いがあります。

ただし、爪は実際には非常に硬く、指先を保護する役割を果たしています。基本的に皮膚とその付属器の主な役割は、体の内部を外界から遮断し、内部環境を維持することです。

　

皮膚について考えてみると、角質層と真皮層から構成されています。一般的に、皮膚や肌といった場合、角質層を想像することが多いと思います。角質層は、皮膚とその付属器の一部であり、爪を切っても痛くならず、髪の毛を切っても痛みません。

実際には、表皮角質層を切っても痛みはありませんし、出血もしません。これはどうやって実現されているのでしょうか。実は、角質層はレンガのように積み重なっており、カニの甲羅のようにキチン質と呼ばれるものを外側に年輪のように重ねることで外界を遮断しています。キチン質はカニの甲羅を削ってもほとんど痛みやかゆみを感じません。同様に、皮膚の角質層も、これが死んだ細胞で覆われているため、爪や髪を切っても痛みやかゆみを感じることはありません。

　

　

人体は外界と隔てるために、外界にコーティングすることで侵入物や刺激、細菌の侵入を防ぐ構造になっています。このような物質を買いたいと思ったりすることもあるでしょう。簡単に言うと、角質は死んだ細胞でできています。同様に、髪の毛や爪も死んでいます。

これらの死んだ組織はコーティングされており、外部からの侵入物があれば、その部分を切り落としてしまうことで対応します。角質の中には、セラミドが約50%含まれています。残りの50%は、ケラチンというタンパク質、コレステロール、脂質などが含まれています。

ケラチンは爪や髪の主成分であり、皮膚も同様にケラチンが主要な成分です。ただし、ケラチンは硬い組織である爪や髪のような形で存在すれば保たれますが、柔らかい皮膚の場合、単体のケラチンでは硬い甲羅のような防御をすることはできません。そのため、皮膚には一定の粘弾性と弾力性を与えるために、セラミドが非常に重要です。

角質はタンパク質であり、その主成分の一つがケラチンです。そして、ケラチンを柔らかい形で繋ぎとめる役割を果たしているのがセラミドです。セラミドは、爪や髪の毛を柔らかくして結びつける役割を担っています。

　

セラミドが豊富なものを使用すると、皮膚が柔らかく乾燥しにくい状態を保つことができます。したがって、それを外部から補充することも角質層に存在しているため可能です。

私がおすすめするキュレルという製品は、セラミドを角質層に補充する効果があります。私の肌はセラミドが少ない方で、乾燥してパリパリしてしまう肌質です。パリパリしてくると、刺激が加わりかゆみが生じることもあります。

そのため、外部からセラミドを補充することは非常に良い方法だと思います。

皮膚の構造は、地名や髪の毛と同様の構造であり、ケラチンによって外界から守られる役割を果たしています。しかし、ケラチン単体では硬くなりすぎてしまい、外部の刺激に対処できません。そのため、セラミドとケラチンが混合して、非常に柔らかい土のような形で外界と戦っているのです。

その中で、セラミドは主成分の一つです。セラミドがどのような役割を果たしているのか、また皮膚とその付属器が外界と遮断する役割を果たしているのかについて話しましょう。

外界との遮断には、死んだタンパク質を覆う必要があります。ケラチンや甲羅、魚の鱗などがその例です。これらは固まったタンパク質であり、外界との遮断を担っています。しかし、哺乳類の場合は硬い物質だけでは対応できず、柔らかいものも必要となります。

そのため、タンパク質を結びつける役割を果たしているのがケラチンです。ケラチンは死滅したものを結びつけるために存在しています。セラミドの量が減ると、皮膚は硬く乾燥し、パリパリになります。皮膚がパリパリになるだけでは大きな問題ではありませんが、パリパリになると外部の刺激に敏感に反応しやすくなり、炎症反応が起きやすくなることがあります。そのため、セラミドの重要性は高まります。

今日は、セラミドについての疑問を取り上げてみました。